果樹の紹介

ブルーベリー

ブルーベリーの栄養素について

ブルーベリー

ブルーベリーはアントシアニンが豊富に含まれているため、「眼の網膜に良い」と 視力改善効果が謳われているが、国立健康・栄養研究所の論文調査によると、ベリー系果実は視力改善よりむしろ「尿路感染症に効果」があり、膀胱炎などの治療・予防に効果があるとされている。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンはポリフェノールの一種、一説ではビタミンCの約5倍もの「抗酸化作用」があるといわれている。この「抗酸化作用」の強い食品は、がん・糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病を予防できることが近年の研究によって注目されている。

また、ブルーベリーは「食物繊維も豊富」で、キウイフルーツ・イチゴ・バナナなどよりも多く含まれており、100gのブルーベリーで1日の目標摂取量13~21%が摂取できるようである。

こだわりの栽培方法

ブルーベリーはサザンハイブッシュ5種類・ラビットアイ3種類、合計8種類約800本を約5反(5000㎡)に植え付けています。
品種については極大~大粒品種で甘み・酸味を適度に兼ね備えた風味のあるもので、観光農園であるため、なるべく長く収穫できるように品種を選定しました。

生ブルーベリーの美味しいお召し上がり方

当園のブルーベリーは無農薬栽培ですので、そのままで3~4日は美味しくお召し上がりいただけます。
冷凍にする場合は軽く水洗いした後、なるべく3ヶ月以内にお召し上がり下さい。また、冷凍したブルーベリーは同量の牛乳と蜂蜜を少々加え、30秒程度ミキサーにかけるとスムージーとして美味しくいただけます。

ブルーベリージャムの美味しいお召し上がり方

当園のブルーベリージャムは添加物を一切使用していない甘さ控えめのジャムで、開封後1ヶ月以内にお召し上がりいただくと、ブルーベリーの風味をそのままお楽しみいただけます。
ラビッドアイの場合は、イチゴのような粒々(ザラザラ)感があります。
また、保存する場合は必ず冷蔵保存してください。

ポット植え

ポット植え

当園は元田圃だったため、水はけが悪いので地植えを断念し、ポット植えにしています。
培土はピートモス9:ココヤシ殻1、PH5前後になるようにしており、肥料は油かす5:骨粉1の割合で、元肥・追肥・礼肥の年3回、1ポット当り300~150g施肥、完全無農薬栽培を基本にしています。

潅水

潅水はぶどうと同様に自動潅水を採用していますが、こちらは点滴チューブを各ポットに2本配置し、決まった時間・決まった量の潅水を行っています。
また、地面には防草シートを敷き詰め、草刈り等の労力の省力化を図りました。

獣害防止対策

ネット

当地はイノシシが出没するため、耕作放棄地になっていたところで、園の周囲は獣害防止柵を施していますが、現在ウリ坊・ハクビシンなどが侵入してきます。
ハクビシンについては一度に1本の樹全ての実を食べ尽くすため、鳥対策を含めて現在収穫前には1ポット毎にネットを被せて防護しています。が、樹の方は年々大きくなるためネットが限界に来ており、全体を覆う防鳥ネットを来年より検討する必要があります。
ブルーベリーの樹はまだ発展途上ですので、今後益々樹が大きくなり、収量も増えてきます。農園も樹に合わせて年々グレードアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

品種

サザンハイブッシュ

  • エメラルド

    エメラルド

    フロリダ農業研究所による育成。2001年発表。 果皮は中程度の青色。果実は大粒~特大で、甘くてほんのり酸味がある。 成熟期は6月中旬~7月中旬で、フロリダスターより約1週間遅れる。

  • フロリダスター

    フロリダスター

    フロリダ大学による育成。1996年発表。 果皮は暗青色。果実は大粒~特大で、果肉の硬さは秀でており風味に優れる。 成熟期は6月上旬~7月上旬。

  • ニューハノーバー

    ニューハノーバー

    ノースカロライナ州立大学による育成。2005年に発表。 果実は大粒で風味が優れる。日持ちが良く収量性に優れる。 成熟期は6月中旬~7月中旬。

  • ミスティ

    ミスティ

    フロリダ大学の育成。1990年に発表。 果皮は明青色。果実は大粒で、硬さ風味とも良い。着花過多の性質が強い。 成熟期は6月中旬~7月中旬。

  • オザークブルー

    オザークブルー

    アーカーソン大学による育成。1996年に発表。 果皮は明青色。果実は大粒で、硬さ風味いずれも極めて優れる。 成熟期は7月上旬~8月上旬。

ラビットアイ

  • アラパハ

    アラパハ

    USDAとジョージア大学との共同育成。2001年に発表。 果色は明るい青色。果実は中粒で、収穫後の日持ちが良い。この品種はラビットアイ特有の種子のざらざら感が無い。 成熟期は7月中旬~8月中旬。

  • ブライトウェル

    ブライトウェル

    ジョージア州沿岸試験場とUSDAとの共同育成。1981年に発表。 果皮は明青色。果実は中粒で、家計は偏円形~円形、風味が良い。収穫生が非常に高く、市場出荷向けに秀でる。 成熟期は7月中旬~8月中旬。

  • オクラッカニー

    オクラッカニー

    ジョージア州沿岸試験場とUSDAとの共同育成。2002年に発表。 果実は大粒で、高品質。種子のざらざら感が無い。収穫生は安定して高い。 成熟期は8月上旬~9月上旬。

ブラックベリー

平成24年植付け品種です。

  • アパッチ

    アパッチ

    果実は特大(8~10g)で、適度な硬さがある。 糖度は約11度。収穫生は高い。 生食が主。ゼリー・ジャム・ジュース・ワインなどの加工。 成熟期は7月上旬~8月中旬。 (平成26年より収穫予定)

TOP