ドラマ『坊っちゃん』
1月3日に嵐の二宮和也主演の『坊っちゃん』のドラマがありました。
『坊っちゃん』は夏目漱石の名作で、漱石が愛媛県の松山中学(現在の松山東高校)にお赴任した1895年から、1896年に熊本県の第五高等学校(熊本大学の前身)へ赴任するまでの体験を下敷きに書いた小説です。
「親譲りの無鉄砲で子供のころから損ばかりしている」という一文で始まる。
私は、旧制松山中学があった所からから歩いて5分の所に下宿していたことがあるため、『坊っちゃん』には非常に親近感を覚えます。ドラマのような山の中ではなく、街の中心から少し外れた場所です。
また、『坊っちゃん』の中に登場する赤シャツの腰巾着で、いつも赤シャツにおべっかを使う美術教師「野だいこ」(劇中では八嶋智人が演じる)は新居浜市出身の「高瀬半哉」がモデルと言われ、後に愛媛県立西条高等学校に赴任し、現在も使用されている校章をデザインしています。